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電気男TOPへ田沢美佐は戸惑っていた。 先日、雷の直撃をうけながら一命と取り留めた患者。 ”白井太郎”さんのナースコールをうけて、病室にいった。 そこで背中をさすってあげて、病室を出たときから自分の中で異常な性欲が膨れ上がるのを感じていた。 (・・・おかしいなぁ。なんでだろ) 真昼間から異常な性欲にかられる自分に戸惑いを覚えていた。 が、しかし今は仕事中である。 美佐は忙しい仕事に没頭することで異常な性欲を忘れることができた。 「お疲れ様でした〜」 夜もふけ、仕事が終わった美佐は帰路へとついた。 ドクンッ 「っ・・・」 昼間に感じた異常な性欲が再び美佐を襲った。 しかもこんな道端で・・・である。 (なになに・・・なんなのよー!!) 一体全体何がどうなっているのか、わけがわからない性欲にイライラしながらも美佐は家にたどり着いた。 ガチャッ 「ただいま〜」 そう言うも、家の中から”おかえり”の返事はない。 そう、彼女は一人暮らしだ。 かばんをベッドに投げて、服を脱ぐ。 一人暮らしだから誰に遠慮する必要もない。 リビングで下着姿になり、そのまま浴室へと直行する。 シャァアアアアア 曇りガラスの向こうでシャワーをあびる音がする。 「ッ・・・ふぁ・・・・うっ・・・ぁ・・・」 シャワーの水が体をつたい、秘部へと流れる。 その水の流れが刺激となり、その刺激が快感となり美佐を襲っていた。 「・・っ・・・なんで・・・・」 もちろん普段はシャワーをあびるだけで性的快楽を感じる事などない。 ついに我慢しきれずに、美佐は自らの秘部へと手を伸ばした。 ビク 「っ・・・なに・・・」 手を伸ばすのだが、自らの秘部に触ることができない。 「くっ・・・うううう」 どんなに力をいれても触れない。 そうしている間にもシャワーの水流が美佐の性欲をどんどん掻き立てる。 「っううううううう」 美佐はシャワーをとめて浴室を出た。 (なんなのよ・・・さっきから・・・いったいなんなのよー!!) シャワーの水流で感じたかと思えば、今度は秘部に触ることができない。 シャワーの水流で感じた自分への自己嫌悪と、秘部にさわれなかった欲求不満が彼女をいらだたせる。 下着姿に、タオルを首にかける。というスタイルで彼女はソファーへと座り込んだ。 なんともなしにテレビをつける。 (はぁ〜・・・私ってこんなに性欲強かったかな・・・) (それとも欲求不満・・・?う〜ん・・・) テレビの音も映像も耳に入らず考え込む。 ドクンッ 「っ・・・」 浴室で感じた性欲はまだおさまっていなかった。 (このままじゃおさまりつかないし・・・いいかな) そう思い、彼女は秘部へと手を伸ばした。 ビク 「な、なに・・・」 またしても秘部へと手が届く前に止まってしまう。 「も、もう・・・いったい・・・なんなのよー!!」 そう叫ぶもまったく手は進まない。 極限の性欲を感じながら自分を慰めることができない。 その苦痛と疲労が彼女を眠りへといざなった・・・。
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